乳がんを疑われていた日々と、非浸潤乳がんのブログ

乳がんを疑われている日々の記録でしたが、非浸潤がんとのことで、そのことを書きます。

ステレオグラフィ下マンモトーム生検

 

今回は、数日前に受けてきたステレオグラフィ下マンモトーム生検の話です。

ブログで書いてきたところからだいぶ時系列が先になりますが、どうしてもこの話は早く書いておきたかったので!

そしてこれを書いたら、ブログを公開設定にします。

 

S国際病院で受けたステレオグラフィ下マンモトーム生検、私は痛くありませんでした!!

少しだけ痛かったのは、最初のマンモグラフィの撮影の時に胸をぐっと寄せられた時と、局所麻酔の針がちくっとした時と、皮膚を切った時の微妙なピリっと感、最後の止血で強く掴まれた時だけでした。

 

やってること(5mmの皮膚切開の上、4mmの針を入れて組織を取る)から考えたら、ほとんど痛みはないと言っても過言ではありませんでした。

 

マンモグラフィも、針を入れるときは普段の撮影みたいにキツキツに挟まないので、ただ挟んでるだけという感じでした。

 

もちろん個人差とか病院の違いもあると思いますが、私はマンモトーム生検に決まってから、めちゃくちゃ怯えたので、そういう方に伝えたい…私は痛みは大したことなかったです。

 

以下は私の受けたステレオグラフィ下マンモトーム検査の詳細です。

 

検査一週間前から、サプリとアスピリン系の薬の休薬。

検査3時間前から、飲食は禁止。(安定剤は飲んでもいいと言われました)

当日は30分前に受付、下着と靴下以外検査着に着替えて、血圧の測定、マンモトーム室の前で待ちます。

かけたいCDがあったら持ってきてくださいということだったので、ユーリ on ICE!!!のオーケストラライブCDを持って行きました。

すごい緊張してて、指先が冷たくなっていました。脈も早かった。

担当してくれる看護師さんが問診票や同意書を確認してくれて、緊張してますよね、大丈夫ですか、と声かけしてくれました。

看護師さん、ユーリ好きの方で、CDを見て、誰が好きなんですか??とか聞いてくれました。看護師さんの推しキャラも教えてもらいました。

 

私は一回、検査の機械の故障で検査が延期になったことがあったので、ここまでは2回目の体験。

 

時間ちょうどくらいに、マンモトーム室の中へ。まず検査室の入り口で椅子に座り、放射線科のお医者さんが丁寧に自己紹介をしてくれて、検査の手順の説明。

 

マンモグラフィで撮影して位置を決める

②局所麻酔

③もう一度撮影して位置を確認する

④皮膚を切開して針を入れる

⑤組織を取る

⑥取った組織の中に石灰化があるか確認

⑦止血して終了

 

こんな感じだったと思います。メモったわけではないのでうろ覚えです。

 

皮膚の表面に使う局所麻酔より強い麻酔で、しっかりたっぷり奥まで麻酔するから、安心してくださいねと説明してもらい、安心しました。

 

しかし、順調に行って1時間、順調にいかないと2時間くらいかかることもありますがよろしくお願いします、と言われて、2時間ですか?!と聞き返してしまいました。

 

とにかく、最初の位置決めから体を動かさないことが大事な検査ですと何回も説明されたのですが、2時間はつらそうだな…とちょっと不安になりました。

しかし、もうやるしかない。覚悟を決めて台の上に登りました。

 

検査は、看護師さんと放射線科のお医者さん、もう二人くらい、おそらく放射線科の方と思われるスタッフさんがいました。

私たちがそばにいますからね、と安心させてくれます。

 

S国際病院のステレオグラフィ下マンモトーム生検は、うつ伏せでやるタイプでした。

胸の部分だけ30cmくらいの穴が空いている台にうつ伏せに寝て、検査する方の胸を穴から出します。私の場合は右。

そこで、動けなくなるけど姿勢大丈夫ですか?と確認されて、検査が始まります。

 

手の指に脈をはかる??クリップみたいなのを付けられました。脈が早いですね、緊張してますよねーと、看護師さんが手首を握ってくれました。優しい…。

 

マンモグラフィの撮影。1回目は強めに挟むので、少し痛みがありました。

撮影の結果が横のモニターに映るようになっていて、スタッフさんたちが画像を見ながら打ち合わせ。

この、スタッフさんたちの相談タイムが結構待ち時間があった感じでした。

 

位置が決まり、局所麻酔をします。

私の石灰化は乳首の上あたりにあるので、そのあたりに注射。

局所麻酔、液が入るとき痛いんだよなーと覚悟してましたが、あれ?針のちくっと感しかしない……。

奥にも麻酔していきますね、と2本目を打たれたっぽいのですが、もうなんとなく細い針が入っている感覚しかしませんでした。

針生検の時も局所麻酔痛くなかったんですけど、S病院の局所麻酔は痛くないのかな…??不思議だけどめちゃくちゃありがたい〜!

この時も、看護師さんが励ますように体をさすってくれたりして、ほんとありがたかったです。

 

もう一度マンモグラフィの撮影。今度は挟む圧がゆるかった気がします。

そこから、皮膚の切開。これが、ちょっとピリピリ感があって、痛いですか?と聞かれたので、なんかちょっと痛いというか、切られてる感があります、と言ったのですが、局所麻酔は感覚は消えないので、どうでしょうね、と。

そして、なにかされたらしく、これは痛いですか?と聞かれたのですが、もうなにも感じなかったので、大丈夫です、とこたえました。

 

そこから、一度大きい音がします、と言われ、驚いて動かないでくださいね、と言われます。

いろんなスタッフさんが、体を押さえるというか、体に手を添えてくれました。

バンッ、と、針生検の時みたいな、胸の中で衝撃がありました。痛みはなし。そんな大きい音でもなかったような。

 

その後、再びスタッフさんの相談タイムがあった気がします。

そして、何時方向二本、何時方向三本で行きます、とお医者さんが宣言(?)。

合計5本取りました。

組織を取るときは、ジーーーという、静かな音がします。胸の中では針がなんらか動いている気配。怖い感じはありませんでした。痛みはまったくなし。

 

5本とって、組織を確認してきます、と言ってスタッフさんたちが別室へ。しばらく待ちます。

この時も看護師さんがそばで話しかけてくれたりしていました。

 

スタッフさんたちが戻ってきて、お医者さんが、取れてましたよ、検査ものすごく順調ですからねー、と。

もう一度マンモグラフィの撮影。胸はずっと挟んだままなので、本当に撮影するだけです。

 

そして、お医者さんが、針を抜いて止血します、と言ってくれて、やっとちょっとホッとしました。動かないでと言われていたのもあって、体にぎちぎちに力が入っていたのをこの時実感しました。

 

止血は、最初は下向きのまま、お医者さんが胸を摘むような感じでぐっと押さえてくれます。

私の持ってきたCDを、いい曲ですね〜とか話をしてくれました。フィギュアスケートのアニメの曲なんですよ、と言ったら、聞いたことあります、僕も見てみようかなーとか。

放射線科のドラマが始まったのでなんかドキドキしながら見てます、とかもおっしゃっていました。

なんか色々話をしてくれて、優しい…と思いました。

 

10分くらい?押さえてくれたところで、仰向けになって看護師さんに交代。

そこからまた10分くらい止血してくれていたと思います。

看護師さんとは、ユーリの映画今年ありますねー、とか、実際のフィギュアスケートも見るようになっちゃいますよねー、わかりますー、みたいな話をしていました。

そんな話もしつつ、この後の生活の注意とかを話してくれました。

 

お風呂は二日間禁止とプリントに書いてあったのですが、ぬるめのシャワーで胸を濡らさないようにするなら、髪を洗ったり下半身を流すのはいいですよと言われました。

当日はお酒は禁止。運動も禁止です。あと、重たいものを検査した側で持たないでくださいと言われました。

 

止血をお医者さんが確認してくれて、傷口には針生検の時と同じようなテープを何本か貼ってくれました。その上から厚いガーゼを当て、強めにテープで止めて、検査終了。

 

スタッフの方たちにお礼を言って、検査室を後にしました。看護師さんは更衣室のところまで送ってくれました。

看護師さんもほんとに色々気を使ってくれてありがたく、お礼を言ったのですが、うまく伝わったかわかりません。

 

止血後半で、ちょうど検査が始まってから1時間でした。時計が見えたので。

お医者さんは、すごく順調でした、僕がやった中で最短かも、とおっしゃっていたのですが、それでも検査全部で1時間くらいでした。

うち、止血が20分くらいかな?

 

検査が痛みなく終わって、すごくホッとしました…。

これ以上長い検査になると、同じ姿勢でい続けるのがちょっとつらかったかな?というくらいでした。

 

少しでも安心させてくれようというスタッフさんたちの気遣いもとても感じて、S国際病院で検査ができてよかったです。

 

あとは、やはり乳管内に異形成の細胞があるという針生検と同じ結果になるのか、がん細胞が見つかるのか、結果を待つだけです。

 

次の診察は5月連休明け、できるだけ心安らかに結果を待ちたいと思います。