乳がんを疑われていた日々と、非浸潤乳がんのブログ

乳がんを疑われている日々の記録でしたが、非浸潤がんとのことで、そのことを書きます。

S国際病院初診、針生検

 

2月の初めに、S国際病院の初診に行きました。

一人では耐えられず、やはり母が付いてきてくれました。

 

初めて行く場所、初めて行く病院。

綺麗な病院でした。人がたくさんいて、母と待ち合わせするまで、病院のロビーにお菓子の出店が出ていて、飛ぶように売れていくのを見ていました。

病院ってお菓子が売れるんだ…と驚きました。

 

診察券を作るための初診の受付をして、ブレストセンターへ。

まずはマンモグラフィを取ってきてほしいとのことで、マンモグラフィを取りに行きました。

やはり、我慢できるけど、結構痛い。

検査するときは挟まれっぱなしで針を刺すなんて耐えられるかな…と不安が膨らみました。

 

問診票を記入し、私の検査や治療のためにとった組織やデータを研究のために使って良いか?という書類にイエスのサインをしました。

がんは死ぬことのない病気になってほしいですね。

 

不安で、普段より強めの安定剤を飲んだところ、わりとぼんやりできていました。

 

しばらく待っていると呼ばれました。

若い女性の先生で、おそらく研修医の先生だろうなと思いましたが、少しも上からな感じのしない、明るくてとても感じのいい先生でした。

診察室に入ると母の分も椅子を気遣ってくれたり、私のほかの持病や精神の病気の状態についても、よく聞き取ってくれました。

 

そして、なんとエコーで写れば今日すぐに生検ができるとのこと。

マンモグラフィで挟まないだけでも、早く終わるし負担感が違います。

 

エコーで診察してくれましたが、取れそうとのことで、当日の生検をお願いしました。

 

麻酔が痛い感じですか?と聞いたところ、麻酔も、激痛という感じでもないと思いますし、ゆっくり入れますから、あとは痛くないですよ、と言ってくれました。

 

1時間ほど待って、生検してくれました。

同意書にはマンモトームと書いてあったし、血圧を測ってくれた看護師さんもマンモトーム と思っていたようなのですが、実際はバネ式の針生検だったようです。

 

診察室で、体の下にクッションを入れて、左向きに傾きながら検査してもらいました。

 

本当に麻酔が痛くなくて、それだけでとってもホッとしたのを覚えています。

何回か私は局所麻酔で体を切る経験をしているのですが、結構液が入る時が痛くてつらかったので。

バチン、という機械の音を、こういう音がしますのでびっくりしないでくださいねー、と、あらかじめ聞かせてもらえました。

 

皮膚を切ったり、針が入るあたりはもうまったく何も感じません。

エコーで見ながら位置を決めるので、かなり針とエコーの機械をぐりぐり押し付けている感じはありました。

一度だけほんのちょっと痛くて、痛い、と言ったら先生がごめんなさい!と言ってすぐ引いてくれたので、その後も安心して検査が受けられました。

 

角度を何度も変えながら、8本くらい組織をとったかな?

体の中でバチン、という衝撃がありますが、痛くはないし、取るたびに大丈夫ですか??と確認してもらえるので、大丈夫でした。

 

止血で、仰向けのまま看護師さんに15分くらい抑えてもらいました。

今日検査があると思わなくて映画のチケット取っちゃったんですけど、映画に行ってもいいですか?と質問したら、「出血したりするほど大興奮しないですよね?大丈夫ですよ(笑)」

と。

 

ステレオグラフィ下マンモトームをやると思っていたのでホッとしましたーと言ったら、看護師さんが微妙な反応で不安になったのですが、

やはりそのあと、先生からの説明で、これではっきりしなかったらやはりマンモトームをやります、と言われて、憂鬱…。

 

結果が出るまでとりあえず二週間、病理が難しかったら三週間かかると言われました。

また待ち時間です。

 

その日は、とりあえず怖かった生検が終わった、という安堵感で、映画館でも眠気がすごかったです。

 

もしも結果が出なかったらマンモトーム、という不安を残しつつ、S国際病院の初診は終わりました。