乳がんを疑われていた日々と、非浸潤乳がんのブログ

乳がんを疑われている日々の記録でしたが、非浸潤がんとのことで、そのことを書きます。

S国際病院、麻酔科と乳腺科に行く

 

先週金曜日に、麻酔科と乳腺科に行って、お昼から午後5時過ぎまで、いろんな説明を受けたりヒアリングを受けたりしてきました。主治医の先生の診察もありました。

夫が一緒に来てくれました。

 

まず麻酔科。

薬剤師さんの飲んでる薬チェックと、アレルギーなどの確認。手術の前には血液が止まりにくくなる薬とサプリメント系、漢方などは飲まないでほしいとのこと。

よかったのは、昨年痔の手術した時に術後使って吐き気の出てしまった、ソセゴンという痛み止めのことを申告できたことです。

 

そのあと麻酔科の看護師さんの面接。手術当日の麻酔についての流れや、麻酔がかかるとどんな感じで、起きた時はどんな感じで、という詳しい説明をしてくれました。

心配なことを聞かれたので、吐き気が起こると精神不安定になってしまい辛いので吐き気をなるべく避けたいという話をしました。

若い女性や、乗り物酔いしやすいと比較的起こりやすいのだそうですが、それに対する薬とかもあるので、手術当日は周りのスタッフや看護師さんになんでも言ってくださいとのことでした。ちなみに私は(もちろん?)乗り物酔いしやすいタイプです。

 

次に歯科衛生士さんの口腔内チェック。私の歯は人工呼吸器で折れてしまうリスクは少ないとのことでしたが、リスクは0ではないので覚えておいてくださいと言われました。3000円ちょっとで歯にかぶせるマウスピースも作れるそうですが、とりあえず見送りました。手術前に歯医者さんに行っておいて欲しいそうです。

 

最後に麻酔科の先生の面接と、麻酔についての同意書にサイン。

麻酔科の先生は陽気な男性の先生で、麻酔が効かなかった人も麻酔から覚めなかった人もいないので安心してください、と笑わせてくれました。

ここで、また吐き気のことを聞く私。

点滴で吐き気どめをたくさん使うので、最近それでも吐き気が出る人は滅多にいないですね、とのこと。S国際病院は、麻酔後の吐き気に対してかなり気を使っているとのことでした。痛み止めもソセゴンがダメという情報をみて、今回は違う系統のお薬を使っていきますからね、とのことでした。ちょっと安心しました。

 

 

次に乳腺科へ。

主治医の先生との診察では、まず先生が術式について私が納得しているか確認したかったようで、全摘がいい理由をもう一度説明してくれました。

私は、そこについてはもう覚悟はできていたので、全摘で構いません、とお伝えしました。

 

前回、乳頭が残せるか、放射線科の先生と相談しますということだったのですが、残せるそうです。

結構これについて不安があって、残したところから再発しませんか?という私の質問に、最近多くなっている術式なので、再発についての本当に正確なデータはまだわからないこと。しかし、1cm以上がんから距離を取ることができて、残る乳腺の量から考えても、再発の可能性は低いだろうということ。そもそも、取ったほうが安全な人には勧めていない術式だということを説明してもらいました。

 

まだ最終的なデータが出てないっていうことについてはちょっと不安が残りますが、先生は残しても安全だと考えているということで、私も乳頭が残るのは嬉しかったので、それでお願いすることにしました。

 

再建については、私は免疫の病気があるので、あんまりしなくていいかなと思っているがまだ迷っているというお話を前回したのですが、今回も、まだ形成の先生のお話も聞いていないんですもんね、ということで、まだ先送りに。

とりあえず再建する前提で手術の同意書を出しますので、ということでした。

血液検査の結果が、甲状腺の数値がよくなかったため、S国際病院の内分泌の診察を一度受けることになりました。

 

 

S病院のブレストセンターはいつ行ってもかなり混んでいるのですが、この日は特別混んでいた感じもあり、受付の方から 、今ちょっとゴタゴタしているので、次の看護師さんとの面談の前に一階で入院の申し込みをしてきてくださいと言われ、夫と一階に移動し、入院の受付に。

S国際病院は標準が個室入院で、1日あたりかなりのお値段なのですが、案内の方は無料の部屋も案内してくれました。あっ、一応あるんだーと。

私は今回は個室でお願いしました。しかし、1日も早く退院したいお値段でもありました。

 

ブレストセンターに戻り、看護師さんとの面談…の前に、入院してからの流れや再建などについてのDVDを鑑賞。私はまだ再建が不確定だったので、再建ありバージョンとなしバージョンの2タイプをみる。

そのあとの面談も、看護師さんは一応再建ありの前提でご説明しますねーということで、色々説明をしていただき、その後、今の不安とか、体の状態についてヒアリングしてくれました。

 

しかし、実はこの日朝から精神科のクリニックに診療情報提供書を取りにいき、そこから移動して午後ずっとS国際病院にいる感じだったので、すでに夕方の時間、疲れ果ててあんまり看護師さんの説明が頭に入りませんでした…。

っていうか、なんとなく知ってはいたけれど、いくらインプラントが保険適用になっても胸を再建するって簡単なことではないし、ケアとか気を使うこともたくさんあって、大変なんだなあ…やっぱり再建はしなくていいかも…とぼんやり思っていました。

 

最後に、再建する患者さんは鼻の中の菌を調べておくそうで、インフルエンザの時の鼻の中に突っ込むアレをしました。鼻の中の菌の種類によっては、再建の時の感染の可能性が高くなるので、手術前に鼻の中に軟膏を塗ったりするそうで。

検査の道具を見るだけで怯えるようになった私がとっさに、「痛いですか!?」ってなったら、看護師さんが、インフルエンザの時のやつと同じですよー、と。

(病気になったり検査したり手術したり)嫌なことばっかりよね、と慰めてくれました。

 

 この方は、患者さんのメンタルケアとかもしてくださる職の看護師さんだったらしく、だいぶ丁寧に話を聞いてくれて、一応精神科の予約を入れましょうか、とか、普段飲んでる精神の薬は手術後の夜も飲めるので(むしろ飲んだ方がいいので)大丈夫ですよとか、今一番きつい時期なので、安定剤は臆せず飲んで!!とか、精神系のこともだいぶフォローしてくれました。

 

全部終わって病院を出ると、午後5時過ぎ。

昼から、午後まるまる病院で過ごしたことになります。待ち時間も長くて、診察とかは緊張もするし、ふらふらになって家に帰りました。